診療理念
これからの歯科診療
みなさんは歯医者さんに対してどういうイメージをお持ちですか?
歯科診療には残念なことに、どうしても「痛い!」のイメージが付きまとってしまいます。
これは私たちの仕事が「削る・切る」などの外科的手法をメインに用いていることにその原因があります。
それでも最近は医療器具の発達とともに、これらの要素がだいぶ軽減された治療ができるようになりました。
痛みを軽減するための医療器具
倍速コントラアングル
ハンドピース
きわめて音が静かで不快感が少ないといわれる切削器具です。
アネジェクト電動麻酔器
一定の速度と圧をコンピューターにより制御することで痛みの少ない麻酔が可能です。
33ゲージ注射針
歯科医療で用いられているもっとも細い注射針です。
リラックスできるような空間作り
アロマの香りを漂わせ
花を生けたり
熱帯魚を飼ってみたり
医療器具の発達だけでなく、私たちも診療室・待合室にいろいろと工夫をこらし…
皆さまができるだけリラックスできるような空間作りを心がけています。
それでも私たちの治療が「削る・切る」である限り歯科治療はやっぱり「痛みをともなう構造改革」の域をこえることは残念ながらありません。
かと言って、虫歯が薬で治る時代が来るのは当面なさそうです。
それでは歯医者さんで痛い思いをしないようにするにはどうするのがいちばん良いのか?
それはまちがいなく予防です
歯医者さんに行きたくない。
ガマン・ガマン・ガマン…もうムリ!!
となってからご来院されるのではなく、痛くなる前から定期的に受診され小さなトラブルのうちに小さな治療で解決するのがもっとも、お体の負担も軽く、費用的にも安くて済みます。
費用について
皆さまご存知かと思いますが、歯科治療には保険診療と自費診療があります。
保険診療とは「国民皆保険制度」に準じて治療を進めるもので患者様のご負担金は診療額のそれぞれ1~3割程度の金額となります。
それに対して自費診療は先端医療を取り入れ患者様により高い満足度を得てもらおうとするもので患者様の負担は100%…
治療費のすべてを患者様ご本人からいただくことになります。
突然の出費は困りますし、生活にも大きく影響します。
それでも「自分の体のことだし、ほかの何にも代えがたいものだからしょうがない」と思って高額な医療費を支払ったことは皆さま一度や二度は必ずあるのではないでしょうか。
私たちも、それぞれの経験からそのお気持ちはとてもよく分かります。
保険診療について
私たちの診療所設立にあたって、スタッフ一同意見が一致したことは
「保険でできることは保険で!しっかり丁寧に!」
「できてあたりまえの治療を高いレベルで!」
ということです。
あまりにも身近すぎて、その価値がぼやけていますが…日本の国民皆保険制度は世界的にみても本当にスゴイんです!!
これだけの医療が平等に広く国民に享受できる国は世界中どこにもありません。
「平均寿命世界一」
これは言い換えると「日本の国民皆保険制度は世界一」ということに他なりません。
近年、年金など他のシステム同様に、この古き良き日本の社会保障制度が苦しい局面を迎えつつあります。
日進月歩、着々と進化してゆく医療に対して制度が遅れをとっているのは否めません。
先端医療が保険診療に組み込まれ、皆さまに身近に格安で提供できるようになるまでに、だんだんと時間を要するようになりました。
「それでも、この世界に類を見ない素晴らしい医療システムに準じて診療ができることに、私たちは限りない愛着と誇りを感じています」
自費診療について
保険診療では患者様の要望に答えられないと思った時、または保険診療ではできないけどこの治療法がベストと思った時。
こういう場合にはもちろん自費診療も提案させていただきます。
当然治療に際しては、数パターンの治療法を提示させていただきます。
例)奥歯の金属が目立たないように白い被せ物をしてほしい
術前:金属による治療
術後:セラミックによる治療
白い被せ物
オールセラミック、ジルコニアクラウン
例)インプラントを使えば他の健全な歯を削らなくてすむ
ブリッジ
喪失した歯の両隣を削って被せます。
入れ歯
削る必要はありませんが3本あったところを2本で支えるので不安定です。
インプラント
両隣の歯を傷つけません。
歯(インプラント含む)の数も減らないのでアゴの力を支える上でとても安定しています。
自費治療の代表的なもの
インプラント
金蔵床義歯
矯正治療
オールセラミック
ホワイトニング
などがあります。詳しくは診療内容の項目をご覧ください。
「医療に携わる者として、保険診療に誇りを持っていますが、いち技術者として自分の持てるすべての技術・知識を注ぎ込める自費診療は、これもまた他に変えがたい、やりがいのある仕事です」
インフォームド・コンセント
診療所を開設するにあたってスタッフ一同で意見が一致したことのもう一つは、
「説明をしっかりしよう!」
ということでした。
治療に際してはできるだけわかりやすくご説明し、また「百聞は一見にしかず」言葉による説明だけでなくビジュアル的にもご理解いただけるような数々のツールを用意しています。
もし私たちの説明に不明瞭な点・少しでも不安を感じたら、どうか遠慮なくその旨お申し付けください。
何度でも、また別の角度からも、ご説明させていただきます。
「私たちは説明を大切にする病院です」
口腔内撮影用
小型ペンカメラ
ほんのわずかな歯のひび割れまで写すことができます。
患者様の口腔内の状況説明にとても役立ちます。
診療中はこれで何枚も写真を撮りますので、治療のビフォーアフターがよく分かります。
手鏡
ただの手鏡ではございません。
口の中が大きく見える魔法の手鏡です。